お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 No.57
カフェバー
カフェバー
営業の岩崎です。
友人が上海でカフェバーを開きました。
おしゃれでアヤしげなお店です。
メニューに抹茶も採用してもらうよう交渉中。
内装は自分で手がけたとのこと。
再開発盛んな上海。
上海コロニアル風で趣のある建物がドンドン解体されます。
実に勿体ない。
その建物の前で解体業者が、この扉いくら、この窓枠いくら、と売っているそうです。
友人はそれに化粧を施して内装に使っています。
場所は上海でも観光客が行くエリアではなく、一般の下町です。
日本人の彼がそんな場所で、どうやって飲食業免許も取得し、開業できたのか?
彼の店舗はある上海人男性から借りています。
その持ち主は小さい頃から親がいない孤児。
そんな彼に上海市政府が「これで商売でもやりなさい」とお酒も扱える飲食業免許と場所を与えてくれました。
彼は自分では別の仕事がある為、私の友人に貸した訳です。
昔の話とはいえ、上海政府も粋なことをやるもんです。
北京オリンピック以外は散々な今年の中国。
年の暮れになって、一つ良い話を聞きました。
