お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 No.34
ミシュランガイド
ミシュランガイド
先日「ミシュランガイド東京2008」ということで、レストランの格付けガイドが発売されました。
最高ランクの三つ星レストランは8店で、日本料理やフランス料理店が主でしたね。
もともとミシュランはタイヤメーカーで、発刊当初は無料で、ドライブのついでに寄って欲しいレストランを紹介したことろから、このガイドは始まったようです。
星の数は、一つ星まで合わせると、東京がニューヨークやパリよりも多く、日本人の食文化の高さを垣間見た気がしました。
お茶の文化も食文化とともに様々にレベルアップしてきました。
ペットボトルやデザート感覚でお茶を飲むというのは、以前では全く考えられない発想でした。
しかし、文化を継承し、さらに新しい形を創造するには、広く世代を超えてその文化そのものを伝えていかなければならないと考えます。
「10歳までに、コカコーラを飲まない子供は、その後成人してもコカコーラを飲まない」というデータがあるそうです。
故に、コカコーラのターゲットは大人ではなく、子供だそうです。
このデータが正しいとすれば、お茶も子供をもっと意識して、幼少から親しみやすい飲み物として訴求して、子供たちにインスピレーションを与えないと、新しいお茶文化は生まれてこないのかなぁ、とも思います。