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お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 第207号

仲秋の名月

仲秋の名月

皆さん、こんにちは。
外販渉外課の糟谷です。
 
朝夕は過ごしやすく、秋らしくなってきました。
 
「お月見シーズン到来」ですね。
「仲秋の名月」すなわち旧暦の8月15日は、今月27日にあたります。
 
今年はさらに翌28日がスーパームーンです!
 
スーパームーンとは、月が地球に接近する時と満月が重なる現象のこと。
つまりすごく大きな満月が見られるということです。
 
これは2日連続でお月見しなくちゃ!と思ったと同時に「あれ?」と気が付きました。
「仲秋の名月」って満月じゃないの?
 
実は「仲秋の名月=満月」とは限らないのだそうです。
地球と月の軌道が楕円のため、新月から満月になるまでの日数は約14.76日、どうしても誤差が生じてしまうのです。
 
「中秋」と書くとピンポイントで「旧暦8月15日」を指すのですが、「仲秋」と書くと「ざっくりおおまかに秋の真ん中の一ヶ月」を表すそう。
 
先人が誤差を気にしていたのかどうかはわかりませんが、「何事もはっきり言わない」曖昧さが売りの日本の文化ならでは、の言葉ですね。
 
たとえ少し欠けていても、それはそれでいいじゃない、ということで。

秋の夜長に、是非お月見茶会でもいかがでしょうか。