お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 No.201
各地のお茶作り
各地のお茶作り
皆様こんにちは。
春風です。
東海地方も梅雨入りしましたね。
西尾では1番茶の茶摘みが終わり、2番茶に備えている茶畑もあります。
先日、静岡から東名高速で帰ってくる時に静岡のお茶畑を見ると早くも2番茶の収穫が行われていました。
西尾の茶畑は覆いをして日光を遮るので、新芽が伸びる時期は静岡よりも遅くなり、2番茶は7月初めになります。
お茶の産地といえば静岡ですが、煎茶に代表される静岡のお茶は最近では国産紅茶、国産烏龍茶といった発酵茶に力を入れているようです。
急須でお茶を飲む家庭が減っているので、煎茶を作っても売れなくなり、海外のイメージが強い紅茶や烏龍茶を静岡で作ることにより、付加価値をつけています。
また先月京都のお茶畑も見に行きました。
明治の初期には宇治市、京都市周辺には京都府の約半分の面積である1300ヘクタールのお茶畑がありましたが、今では宇治市内のお茶畑は80ヘクタール程しか残っていないようです。
そこで隣接する奈良県、三重県、滋賀県からお茶を集めてなんとか宇治茶ブランドを守っているようです。
今後国内、海外で注目されている抹茶を作ろうと碾茶を栽培する農家さんが各地で増えてくると思います。
西尾の抹茶も他の産地に負けないようにさらにレベルアップしないといけませんね!