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お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 No.198

八十八夜

八十八夜

みなさん、こんにちは桜緑です。
 
だんだんと日差しが強くなりいよいよ夏が近づいていますね。
今週末5/2(土)には八十八夜を迎えいよいよ茶摘み本番の季節です。
 
「夏も近づく八十八夜~」という歌もあるように、八十八夜は春から夏に移る節目の日とされてきました。
また"八十八"という字を組み合わせると「米」という字になることから、この日は農業に従事する人にとっては特別重要な日とされてきたそうです。
 
しかし、農家さんたちにとってこの季節は、明け方にかけて遅霜(おそじも)が発生しやすい為、一年間大切に育ててきた茶木への最後の細心の注意が必要な季節です。
農家さんたちに対して特に注意を喚起するためにこの八十八夜が作られたとも言われています。
 
お茶栽培は最後の最後まで気の抜けない大変な作業なんだと思いました。
 
この日に摘んだお茶は上等なものとされ、またこの日にお茶を飲むと長生きするとも言われているそうです。
なんといってもやはり新物のお茶は格別に香りが違いますよね。
 
農家さんたちが苦労して作られたお茶に感謝しつつ、今年も新茶を楽しみたいなと思います。