お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 No.18
水とお茶
水とお茶
こんにちは、囲炉裏です。
さて、今日は、水について書いてみたいと思います。
人間の体の約60~70%は、水分から成っているといわれています。
赤ちゃんは約80%が水分といわれています。
人間の体にとって水分をとることは非常に大切なことなんですね。
どうやら、1.5~2リットル位が1日の理想の摂取量のようです。
水は含まれている酸化カルシウム等の物質で大きく分けると、軟水と中硬水、硬水という3つの種類に分類できます。
コンビニやスーパーで見かけるペットボトルに詰められた水にもこのような表示をしてあるものが多いですよね。
日本国内にはおよそ500種類くらいの銘柄があるようですが、この水を使い、お茶やコーヒーを点てる時、ご飯を炊くときはこの表示を決して見逃してはいけません。
水には、味や香りを引き出す力があります。
その中でも軟水は抽出力が強いので煎じて飲むものや炊くものに非常に適しているとされています。
硬水にも良い点はありますが、日本茶には軟水のほうが向いているようです。
日本の水道水もほとんどが軟水ですがカルキなどが含まれているので、十分に沸騰させてください。
しかし、あえて水道水ではない軟水の硬度70位までというものを買ってきて、60℃位でゆっくり抽出した、もしくは点てた、甘く旨みの深いおいしいお茶を飲んでいただきたいです。
おいしいです。同じ茶葉でも、味や香り、入れたときの水色に違いがみられるのでは、と思います。
いい茶葉と特別な軟水で、ゆったりと至福のときを過してみませんか。