お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 No.164
気になる芸術
気になる芸術
こんにちは、時計草です。
芸術の秋。
芸術の秋。
皆さんはどんな芸術を楽しんでいますか?
私が気になる芸術は、来週12/7より公開になる映画「利休にたずねよ」です。
第37回モントリオール世界映画祭では最優秀芸術貢献賞を受賞。
市川海老蔵主演、父である市川團十郎との最後の親子共演となった作品です。
主人公の千利休にスポットを当ててはいるものの、「茶」文化にこれだけフォーカスした映画は数少ない内の一つだと思います。
茶の湯をもって信長に接近し、その死後は、秀吉の茶頭として仕えながら、茶道を大成した利休。大茶会を仕切り「茶ノ湯天下一」と謳われた人物が最後切腹に追い込まれるまで、彼の生涯にどんな紆余曲折があったのかとても気になります。
幼い頃から茶道を嗜んでいたという海老蔵さん。
先日、TVインタビューで「お茶を点てるシーンでの役作りで工夫した点は?」との問いかけに「若い時は、お茶の点て方もダイナミックで荒々しく。晩年はゆっくり穏やかで無駄がない動きを意識しました。」と答えていました。
きっとお茶の味もその時の気持ちで変わるんでしょうね。
実際のシーンでは数々の名器も登場するとのこと。
日本映画ならではの四季折々の綺麗な映像も楽しみです。