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お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 第122号

もうすぐひなまつり

もうすぐひなまつり

皆さん、こんにちは。店舗販売課の糟谷です。
もうすぐ3/3ひなまつりですね。
 
各地で「ひなまつり茶会」もよく開かれますが、3/3ではなく、実際には旧暦で少し遅れて行われることが多い気がします。
本来、日本古来の年中行事は旧暦で行われており、新暦にあてはまると、その季節に合わないことが理由だそうです。
 
例えば、七夕・新暦の7/7では梅雨真っ只中で天の川が見れることは稀。
ひなまつりも桃の節句とはいうものの、新暦の3/3では桃の花にはまだちょっと早い・・・という感じ。
特に花は茶席にかかせないため、あえて旧暦に「ひなまつり茶会」を行うのかもしれません。
寒い地域は月遅れで4月にひなまつりを行うところもあるようです。
 
今年の旧暦ひなまつりは3/24です。
3/3を過ぎたら、雛人形をすぐしまわないと婚期が遅れるともいわれますが、それは「片付けをきちんとできるように」というしつけの意味合いや、元々ひなまつりが厄払いの儀式であったということから、「災厄がうつらないように」ということからだそうです。
 
せっかく苦労して飾ったのだから、もう少し飾っておきたいと思われる親御さんもみえるかと思います。
 
謂れは謂れとして、旧暦3/3まで飾っておいて、ご家庭でも「ひなまつり茶会」もいいかもしれませんね。