お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 第22号
キミもここにいたのか!
キミもここにいたのか!
営業部の岩崎です。
抹茶を使った商品にはついつい手が伸びます。
商売柄「緑色」にまず目が走ってしまいます。
そして殊更あいやの抹茶を使っていただいているお客様の商品には愛着が湧きます。
スーパーで棚の奥に追いやられていれば「前出し」し、「フェイス揃え」し、時には幾つか買って黙って帰っていきます・・・・。
カッコいい(自画自賛)。
訊かれる筈もないのに「名乗るほどの者ではない」と言いたい気持ちです。
自分たちの販売した原料抹茶が用いられて商品化される。
それが店頭に並ぶ。
お洒落なコマーシャルが打たれる。
嬉しいですね。
まるで我が子の成長、活躍ぶりをみるようです。
仕事の喜びの一つです。
時にはこれが海外にも出て行くこともありますよ。
普段私達はスーパーやコンビニで新しい商品を探します。
成績はPOSデータで厳しく管理され、売れないモノ、CM販促も余りされないモノはドンドン淘汰されます。
そんな中、日本で見かけなくなって久しいひと昔前の商品を、海外のスーパー、日本食マーケットで発見します。
懐かしく思わずニヤニヤしてしまいます。(見かけは一昔前ですが製造はちゃんと新しかったです。包材は昔のデザインのまま、海外輸出用に製造されるのでしょうか?)
中にはあいやの抹茶を使った懐かしいアノ商品、コノ商品もありますよ。
むか〜し昔、香港に一人旅に出ました。
一人になりたいクセに一人になりたくない複雑な心情の日々でした。
ブラっと入った地元のドラッグストア「屈臣氏」。
そこに見つけたあいや抹茶を使用した某製菓の“抹茶アメ”。
心の中で「キミもここにいたのか!」と一人ジーンとしたものでした。
私達はこれからも抹茶を売って終わり、ではなくあくまでも抹茶が姿を変えて売られている「新しいかたち」としてお客様の商品を捉え、愛着をもって引続き頑張ります。