お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 第20号
緑と黒
緑と黒
こんにちは、はいけんぼんです。
さて本日は西尾を離れまして(第3号)でも触れました、あいや中国工場のある浙江省について書いてみたいと思います。
今の浙江省は20℃程。
外はポカポカ陽気です。
西尾であれば「緑川」の桜が見られる位の気温です。
そんな暖かい浙江省でもこの時期しか見られない、たいへん美しい景色が見られます。
それはいたる所に植えられている「菜の花畑」です。
黄色く彩った花達が早い春の訪れを教えてくれます。
地元の方に尋ねると、なんでも「なたね油」を搾るために育てているとか。
美味しい抹茶を作るため茶畑には「黒い覆い」が掛けられます。
そのため西尾でも茶畑の多い地域、例えば「稲荷山公園」周辺は、収穫前の季節だけ辺り一面「緑」から「黒」に変わります。
浙江省のお茶生産はまもなくです。
すぐに「一面真っ黒」な季節を迎えることでしょう。
きっと浙江省の方にとって「菜の花畑」の景色は、忙しい季節を迎える前のやすらぎのひとときを表す色なのでは?と思います。